令和7年 至誠会社員総会 会長あいさつ
2025.6.22
社員の皆様、2月の新年意見交換会でお会いしてから4か月余りたちました。
今年は新年早々から至誠会や女子医大にとりましても激動の日々でした。
社員総会に当たり令和6年度の至誠会の状況につきまして報告いたします。昨年3月31日の警視庁による病院や元理事の自宅への強制捜査、そのごの第三者委員会、そして大学の理事長解任とつづき、昨年秋からは山中学長、清水理事長の下で、至誠会と大学の関係がかなり改善されてまいりました。大学の一部で提案の新たな同窓会は消滅し、至誠会の名称の商標登録は取り下げられ、集められていた一年生の至誠会準会員の会費も至誠会に渡してもらうことが出来ました。
1月の岩本元会長の逮捕とその後の起訴が世間をにぎわせました。4月には三谷学長への交代もありました。至誠会としましては今年の3月には女子医大の卒業式におよびいただけて、卒業生に祝辞を述べ、以前のように成績優秀者の表彰と、卒業生にはお祝いの品も直接渡すことが出来ました。4月の入学式には祝辞と共に卒業生の会であります一般社団法人至誠会の説明を新入生に直接に行うことが出来ました。5月には多磨霊園にて弥生先生の墓前祭に卒業生の代表としまして参加し、言葉を述べさせていただきました。このように当会と大学との関係は元に戻りつつありますが、大学の理事、評議員に一般社団法人至誠会の現役員がはいることが今はまだかなわない状況です。至誠会といたしましては、女子医大の名誉回復に何とかお手伝いしたいと思っておりますし、卒業生として誇りに思える大学に戻ることを願ってやみません。
経営の厳しい至誠会第二病院については、少しずつ医師の増員もあり、入院や手術件数も増えてきております。故障の多い医療機器の更新は医療安全上も必要となり、優先順位を見ながら実施しております。医師その他スタッフのモチベーションも上向きつつあります。
本日は1号から4号議案まで報告し、賛否をいただきます。理事改選の時期となりましたので、理事選挙も致します。現在の様々な困難な中で、至誠会の前進のために立候補して下さった候補者の方々には感謝いたします。